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居場所は最初の位置取りで決まる

低いポジションで集団に入った瞬間、その場所は「居場所」ではなく「消耗場所」になる。

人に舐められた時点で、関係はほぼ終わっている。そこから逆転して対等な関係に戻ることは、想像以上に難しい。なぜなら一度「怒られ役」「雑用係」「ストレスの受け皿」という役割に分類されると、周囲の中でそれが“デフォルト設定”として固定されてしまうからだ。

NOと言わない人間は、最初からYESと同じ扱いをされる。
むしろYESより扱いやすい。 反発しない、断らない、波風を立てない。 それは美徳のように見えて、集団の中では「調整コストがかからない人材」として消費されやすい。

優しさを境界線なしで出すと、それは善意ではなく「利用可能資源」になる。 人は悪意がなくても、使えるものは使う。 特に忙しい組織、余裕のない環境、上下関係が強い場所では顕著だ。 優しい人が評価されるのではなく、使いやすい人が固定配置される。

立場は後から上げにくい。 多くの場合、最初の位置取りでほぼ決まる。 最初に遠慮した人は遠慮する人として扱われ、 最初に引き受けた人は引き受ける人として扱われ、
最初に耐えた人は耐える人として扱われる。

そして残念ながら、 黙って耐える人が評価されることはほとんどない。

「何も言わない」は同意の別名として処理される。
組織の中では、意思表示をしない人の境界線は存在しないものとして扱われる。 結果として、その人の負担は静かに増え続ける。

だから必要なのは攻撃性ではなく、最初の境界線だ。

– できること
– できないこと
– 受ける役割
– 受けない役割
– 言われ方の許容範囲

これを最初に曖昧にすると、後から修正するコストは何倍にもなる。

優しさは大事だ。 協調も大事だ。だが、境界線のない優しさは、ただの無防備になる。

居場所を作るには、 最初に自分の位置を決める必要がある。最初に自分を守れない場所は、長くいるほど消耗場所になる。

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