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正論は「勝つため」ではなく「届くため」にある

正論を伝えるとき、「私も同じ間違いをしたことがあるのですが〜」と前置きすると、言葉は相手に届きやすくなる。

いきなり「それは違います」「普通はこうします」と切り出された正論は、たとえ内容が正しくても、心には残りにくい。人は、正しさより先に自尊心を守ろうとする生き物だからだ。

一方で、「私も昔、同じことで失敗していて」「当時は気づかなかったのですが」と主語を“自分”に置いた言葉は、相手の防御を下げる。評価や否定ではなく、経験の共有として受け取れるからだ。

すると後から、「あの人は自分を傷つけない言い方をしてくれたんだ」「あれは配慮だったんだな」と気づいてもらえる。指摘された瞬間ではなく、時間が経ってから効いてくる正論もある。

正論は、相手に勝つための道具ではない。相手があとで自分を責めすぎず、前に進めるようにするためのものだ。伝え方ひとつで、同じ内容でも人の成長を支える言葉になる。

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