上場企業を複数社支援してきて感じたのは、新規事業に対する「予算の使い方」と「PDCAを回す視点」が、想像以上に弱いケースがあるということです。
もちろん、すべての上場企業がそうではありません。しかし、組織が大きくなるほど失敗を避ける文化が強くなり、チャレンジよりも前例を重視する傾向があります。
特に、ベンチャー企業で事業をゼロから立ち上げた経験がないメンバーだけで構成されている場合、「まず市場で検証する」という発想よりも、「完璧な計画を作ること」に時間を使ってしまうことがあります。
本来、新規事業で重要なのは、一度に大きな予算を投じることではありません。
・どこに予算を集中させるべきか。
・どのKPIを追うべきか。
・何を検証し、何を改善するのか。
この優先順位を明確にし、小さく試して素早く改善することが成果につながります。
また、リスクヘッジとは「何もしないこと」ではなく、「小さく失敗して、大きな失敗を防ぐこと」です。
ベンチャー企業は限られた資金の中で意思決定を繰り返してきた経験があるからこそ、予算配分やPDCAの精度が磨かれます。
企業規模は関係ありません。
成長する組織ほど、「失敗を避ける」のではなく、「検証を速く回す仕組み」を持っています。
新規事業で最も重要なのは、予算の大きさではなく、学習スピードです。
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