「フランチャイズなら安定して儲かる」
そんなイメージを持っている方も少なくありません。
しかし、実際には最も収益が安定しやすいのは加盟店ではなく、本部であるという構造を理解しておくことが重要です。
特に飲食業では、近年この構造がより顕著になっています。
原材料費は上がる。
人件費も上がる。
光熱費も上がる。
一方で、多くのフランチャイズ契約では、本部へ支払うロイヤリティの仕組みは契約時のまま変わらないケースがあります。
その結果、売上が大きく変わらなくても、コスト増加分を加盟店が負担することになり、利益だけが徐々に圧迫されていきます。
オープン当初は「利益が出るモデル」として急速に店舗数が増えても、数年後には閉店や離脱が増えるケースがあるのは、このような収益構造も一因です。
加盟店は契約期間や違約金などの条件があるため、経営が厳しくなっても簡単には撤退できません。
だからこそ、加盟前に必ず確認したいポイントがあります。
それは、
「原価や人件費が上昇した場合、ロイヤリティはどのように扱われるのか」
という点です。
この部分が曖昧な契約や、リスクがすべて加盟店側に偏る契約には十分注意が必要です。
フランチャイズそのものが悪いわけではありません。
実際に成功している加盟店も数多く存在します。
大切なのは、
「儲かる仕組み」ではなく、「誰が安定して利益を得られる仕組みなのか」
を理解した上で契約内容を確認することです。
加盟を検討する際は、収支シミュレーションだけでなく、原価高騰時や景気変動時まで想定した契約内容を確認することが、長く経営を続けるための大切なポイントになります。
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